忍者ブログ
過ぎ去りし日々のそれこれ
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


またもゾンビ映画のお話な訳です。

これはもう繰り返し語らせて頂いた通り、
ゾンビ映画というジャンルは本当にとんでもない数の作品が存在しており、
それは未だに増殖を続けています。

ゾンビ映画に限らず元々ホラー映画全体にそういう部分があるのですが、
お菓子で言うならば駄菓子のような扱いのジャンルでもあるので、
本当に素人丸出しの自主制作映画をひっぱってきてソフト化したりだとか、
玉石混淆と言えば聞こえは良いですけれど、
ある種の掃き溜めのような状態な訳ですね。

そしてそれらのほんの一部が、
有名作品にあやかるべく勘違いを招くような邦題をくっつけられたり、
ただ安易に「○○・オブ・ザ・デッド」だとか、
舞台となる場所、或いはゾンビ化する対象物の頭か後ろに
単にゾンビとつけただけの「○○ゾンビ」みたいな
本当に安易な邦題を付けられたりして
日本国内にも入ってきたりするのです。


PR

「空気を読む」という言葉があります。

ここで言われる『空気』とは、
「その場における要求」だとか
「その集団の共通認識」だとかいった
「暗黙の了解」とでも考えておけば良いでしょうか?

とにかくそのスキルに欠けていると、
どうしても集団という物から取りこぼされがちになります。

aVAshiri自身わりかし身につまされるアレではありますが…

そんな話はどーでもよしとして。

さて娯楽という物には他のどんな構成要素よりも、
そういう「空気を読む」ことが重要視される事があります。

いわゆるジャンルムービーと呼ばれるものほど、
そういう要求が強くなる傾向があるんですね。

要はジャンルとしてきっちり空気さえ読めていれば、
大概許容されてしまうという感じですかね?

逆にそこが欠けていると
それはもうボロクソに批判されたりする訳です。

そこがまた難しいところな訳でして。

一見ゆるゆるで許容範囲が広く見えていても、
その実針の穴を通すようなシビアさが背中合わせ状態なのですから。


さて、今回紹介しようと思い立ったこの『GODZILLA』ですが、
上記の話で云うならば「空気が読めていない作品」扱いをされています。

公式からでさえ鬼子扱いにされています。
ちょっと異常なぐらいに。


ではそれほどまでにこの『GODZILLA』という作品は駄作なのか?
生まれるべきではなかった物なのか?

と、問われれば(aVAshiri的な意見として)それはNOと答えざるを得ません。
古代君も「違う!断じて違う!」と叫ぶ事でしょう。

あぁいや古代君は兎も角。

レジェンダリーさんによるリブートも大成功し、
その世界観がモンスター・ヴァース等の広がりを見せたりしている今だからこそ、
日陰の花ともいうべき本作の再評価を。
そして名誉を取り戻す時が来たのではないかとaVAshiriは思うのですね。


今も夏休み冬休みといった時期になるとちょくちょく映画をやったりはしていますが、
一昔前は深夜から早朝にかけて、連日映画が垂れ流されていたものです。
しかも複数局で。


実際の統計を取った訳ではありませんけれど、そういった深夜放送で流される映画といえば、
だいたいカンフー映画か、ちょっとマイナーなホラー映画が多かった印象です。

メジャーどころはだいたい普通に夜9時や10時ごろにやっていた、
映画放送枠で流されていた訳ですが、そういった枠ではまず扱われないような、
マニアックなビデオスルー作品なども深夜に放送されたりしていたのですね。


ゾンビ大陸 アフリカン」のお話をさせていただいた回で、
ゾンビ映画について少々語らせていただきましたが、
その時に少しばかり書き漏らした事があります。

ゾンビ映画が人を魅了して止まないのは何故か?
という部分についての話になる訳なのですが、

そこを語る上で最重要項目となるのは間違いなく、
「自分がもしその状況に置かれたとしたら?」を
想像し易いところであると思う訳なのですね。

まぁ他のジャンルでもそういう事を想像したりするものでしょうが、
ゾンビ映画の場合、少々特殊な感じなのです。

大概のモンスター映画というのは、
モンスターは弱点こそ設定されてはいるものの、
基本的にわりと絶対的で特殊な能力や知識のある人間か、
或いは何かしらの偶発的な要因に頼る事でしか倒せない物です。

でもゾンビは違います。

動きも緩慢で知能も高くなく、
「頭を破壊すればよい」という弱点は、
ちょっとした棒一本でも突いて倒す事ができる物です。

場合によってはちょっとひっくり返しただけで、
何かに頭をぶつけて機能停止したりもする事もあるのです。

おそらく単独の強さとしては健康体の普通の人間よりも
低下していると言えるのではないでしょうか?

でもその弱さがわりと肝になっているのですね。

HOME  → NEXT
Copyright (C) 2024 いまさらなハナシ All Rights Reserved.
Template Design by kaie
忍者ブログ [PR]