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過ぎ去りし日々のそれこれ
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今も夏休み冬休みといった時期になるとちょくちょく映画をやったりはしていますが、
一昔前は深夜から早朝にかけて、連日映画が垂れ流されていたものです。
しかも複数局で。


実際の統計を取った訳ではありませんけれど、そういった深夜放送で流される映画といえば、
だいたいカンフー映画か、ちょっとマイナーなホラー映画が多かった印象です。

メジャーどころはだいたい普通に夜9時や10時ごろにやっていた、
映画放送枠で流されていた訳ですが、そういった枠ではまず扱われないような、
マニアックなビデオスルー作品なども深夜に放送されたりしていたのですね。

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ゾンビ大陸 アフリカン」のお話をさせていただいた回で、
ゾンビ映画について少々語らせていただきましたが、
その時に少しばかり書き漏らした事があります。

ゾンビ映画が人を魅了して止まないのは何故か?
という部分についての話になる訳なのですが、

そこを語る上で最重要項目となるのは間違いなく、
「自分がもしその状況に置かれたとしたら?」を
想像し易いところであると思う訳なのですね。

まぁ他のジャンルでもそういう事を想像したりするものでしょうが、
ゾンビ映画の場合、少々特殊な感じなのです。

大概のモンスター映画というのは、
モンスターは弱点こそ設定されてはいるものの、
基本的にわりと絶対的で特殊な能力や知識のある人間か、
或いは何かしらの偶発的な要因に頼る事でしか倒せない物です。

でもゾンビは違います。

動きも緩慢で知能も高くなく、
「頭を破壊すればよい」という弱点は、
ちょっとした棒一本でも突いて倒す事ができる物です。

場合によってはちょっとひっくり返しただけで、
何かに頭をぶつけて機能停止したりもする事もあるのです。

おそらく単独の強さとしては健康体の普通の人間よりも
低下していると言えるのではないでしょうか?

でもその弱さがわりと肝になっているのですね。


さて、みんな大好きゾンビ映画です。

いいですよね。aVAshiriはとても大好きなジャンルです。

とはいえ例によってそれほど種類を観ている訳でもないんですけどね。
視聴ハードル低めのそこそこメジャーどころをひと通り…
ぐらいの感じです。

追い出すとかなり果てしないジャンルでもありますよね。
○○・オブ・ザ・デッドとついたタイトル縛りでも
相当の数に登るのではないかと。

それだけの数が作られるということは、
当然相応の需要あっての事な訳なのですが、
元々ブームの火付け役となったのがインディーズ映画でしたので、
その流れを受けて低予算ホラー映画の代名詞みたいな
ジャンルになっている部分もあるのだと思います。

それ以上にゾンビというキャラクターの秀逸さが、
見る側も作るも側を魅了して止まないというところが、
何よりも大きいのでしょうね。


さてこのゾンビというモンスター。
今では映画はじめコミックやゲームでもすっかりお馴染みの存在ですが、
これらで扱われているゾンビという存在は、
モンスターとしては比較的新参者なんですね。

どんなものでもそうですが、人手や手間がかかる事というのは
それ=お金がかかるというお話になります。

いやはや、いきなりしょっぱなから生臭いお話すみません。

なぜこんな話題からスタートしたかと申しますと、
「どんなものでも」と最初につけています通り、
これは映画製作という分野でも決して避けては通る事のできない
命題であるからです。

では「人手や手間がかかる」とは何を指しての事なのか?

まぁ何かを作るという事においては
全般においてそうであるという話でもある訳ですが、
ざっくりとここという要素を挙げてみるとするなら、
まず何より製作に関わる人間の頭数です。

これはスタッフ、キャスト双方含めての話ですね。

ここは家族と同じと考えてください。
大所帯になればなるほど日々の食費や光熱費がかかるのは、
想像するまでもないお話でしょう。

続いて手間の部分ですが、
機材やプロップの調達、運用といったものはもちろんの事、
ロケーションも手間に含まれる部分と言えると思います。

これらも人と同じくその数、量に応じて負担が嵩んで行きます。

最初から当て込まれたメジャー作品であれば、
人も手間も潤沢にかける事ができるものですが、
そうでない作品は常にそれらとの鬩ぎ合いの中で、
様々な取捨選択を迫られます。

いえ、メジャー作品にそういう事とは無縁であるという
そんなお話ではありませんよ?
当然そちらにだってついてまわる命題です。

そこはまぁ拾う事のできる量、規模の差という事ですね。

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