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2025/09/16 (Tue)
TROLL
NO.016
トロル
TROLL
トロルとは、はかつて『お化け』という非常にざっくりとした意味合いを持つ言葉であったのだが、いつしかこの奇妙な種族の呼び名となった。
彼らは天と地がまだ曖昧で、混沌としていた遥か太古よりすでに存在していたとされており、神々が天地創造の際に混沌の泥に底へ投げ捨てた失敗作や、余分な土塊と
いったものがそのルーツだとされている。
長らく深く暗い奈落の世界で独自の文化を築いていたトロルたちであったが、
ある時、神々との戦に敗れ、落とされてきたデビル的種族たちが奈落の底に溢れ始め、
彼らはより浅い領域へと追いやられてゆく事となり、やがて光あふれる現世でもなく
暗闇に支配された奈落でもない、薄暗い隙間の領域の住人となった。
そういった隙間の領域、つまり深い谷間や、大きな橋のかかった場所などといった『境目』にある隠れ里から、現世へと這い出してきたトロルたちは、度々目についた相手にちょっかいをかけてくる。
デタラメな謎掛けをしてきたり、時には単なる難癖をつけては、困り果てた相手の顔を見る事が彼らの喜びなのである。
ただ、困る程度の事で毎度済めばよいのであるが、混沌を根源とする種族である彼らの道徳観念は、この世界のポピュラーなそれとは大きくかけ離れており、当人たちはちょっとしたおふざけ程度のつもりで行動しているのであるが、洒落にならない、
つまり時には命を失いかねない無茶をしてくる事も少なくない。
そういった具合にイタズラが過ぎるところもあるが基本的に争い事を好まない気の好い種族であり、悪鬼とも呼ばれるオークやゴブリンとは違って自ら望んで略奪行為などを行う事はない。
だが、子供じみた単純さとドライさを備えた性質を持つため、前記の通り命に関わるイタズラを平気で行うという部分からも判る通り、残虐な行為に対してはあまり抵抗はないようで、上手く乗せられでもしたのであろうごく一握りのトロルは闇の勢力の尖兵として雇入れられ、遊び場でも巡るように喜々として戦場を渡り歩いているという。
屈強で大岩のような巨躯と、刃を通し難いごつごつとしていて分厚い鎧のような皮膚。
そして、手足や首(!)を切り離されようとも、まるで粘土細工のようにつなぎ合わせる事ができるデタラメな生命力。
時には簡単な魔法さえ扱う事があるとされる彼らはまごうことなき強敵である。
もともと闇の中で暮らしていたため強い光、つまり太陽などの光を浴びると力が半減し、
長く浴びすぎると身体が石に変わってしまうという弱点があり、それを上手く利用すれば足止めこそできるが、致命打を与えたりできる訳ではないため、
一度敵に回してしまう事になると相当の難敵であると言わざるをえないだろう。
ちなみに、トロルの姿としては大きく垂れ下がった鼻を持つ半獣の巨人のようなものが一般的であるが、実のところこれがトロル本来の姿であるかどうかは不明である。
彼らの容姿については実のところゴブリン以上に多種多様であり、実体は小人であるといった説まである。
もしかすると、現世に現れ出て来るのは単なる影のようなものでしかなく、
その実体ではないとするならば彼らのその存在のとりとめのなさや、強い光で無力化されるという弱点についても合点がいくところである。
まったくとらえどころのない、まさしく混沌たる種族であるが、今後の研究が期待される。
主人公のアニメ作品があったり、一時期マスコット人形が流行ったりと、かなりメジャーな存在ではないでしょうか?
アニメ作品になったものについては、今なお様々なグッズが展開されていたりもしますし、
原作者の母国が観光客で賑わっていたりとキャクター的にはかなり人気のある部類のものだと思います。
(超メジャーなアレはカバの一家のお話ではないんですよ?と、一応お約束の話をしておきます)
さて、あのキャラクターにせよ、マスコット人形にせよ、今広まっている一般的な扱いとしては完全に妖精となっています。
しかし、ルーツ的には巨人族の一種でもあり、それなりの勢力を持つ存在だったりもするのですね。
解説文の方でも少し触れていますが、トロルとは特定の種族を指す訳ではなく、
単なるカテゴリーであり、本当に『おばけ』や『妖怪』程度の意味合いの、非常に大雑把な括りでしかないとも言われていますので、どれが正式なトロルであるか?という定義をすることじたいがナンセンスなのかも知れません。
あのキャラクターが住まう谷の住人たちについても実に雑多な姿かたちをしている訳ですが、全て妖精といい扱いなのですね。
もしかすると主人公一家以外も所謂トロルというカテゴリーに含まれたりするのかも?などと大胆な説を唱えてみたり。
(考えてみれば冬の怪物のアレなんかは見た目的にも典型的なトロルのイメージですよね?)
そういえば埼玉のブナ林に住み着いている有名な例のアレもおそらくトロルなのでしょうね。
雰囲気としてはアレをイメージするととてもつかみ易いのではないかとも思ったりします。
(そもそも名前もそれっぽいですし劇中でも触れていましたよね?)
それでは今回はこんなところで。
ありがとうございました。
※モンスターの解説は基本的にaVAshiri独自の解釈によるものですので、
迂闊に他所で披露してしまうと恥をかいてしまう事になるので、十分にご注意ください。
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